都内タクシーと英会話

タクシーの英語ドライバーとして都内を走っています。今のタクシー運転手はかつての船渡しや馬車の御者と同じ道をたどるのか。はたして2種免許と英語力は自動運転と自動翻訳の大波に揺れる藻屑のようなものなのか。滅びるか否か、衰退前の静けさなのか。こうご期待

全国農業会議所というところに相談に行ってみた。

やりたい場所とやりたい作物を決めてみたので、動き出さねば!

 

と、意気込んで調べてみた。

 

「新規就農支援」でグーグルさんが言うには農業会議所に行って相談するのが近道だとのこと

 

都道府県に農業会議所は設置されているが、とりあえずは一番上だろうとおもって

 

全国農業会議所というところに電話してみた。東京の千代田区である。

 

「すいません新規就農希望者なのですが、ご担当の方につないでもらえますか?」

「少々お待ちください。」

「はい。」

 

 

「はいもしもし新規就農相談員のXXです。」

「新規就農を希望してまして、面談お願いしたいのですが・・・」

「はい、ではOOOのXX時においでいただけますか?」

「ありがとうございます。そのお時間に伺います。」

 

どうも各農業会議という団体には相談員という方がいてその方が相談に乗ってくれるらしい。ありがたい仕組みだ。

 

この後どうなるんだろうか。

農家リストとか研修先リストとかあるんだろうかなどと思いながら迎えた当日。

 

「九州(できれば熊本)で桃農家をやりたいです。助成金の準備型を申請できる研修先を探しています。」

と伝えたらちょっとビックリされた。

 

・・・なんでだ?

 

なぜ九州?と聞かれたので実家があり親の介護が将来発生する可能性があるためと答え

なぜ農の雇用(農業法人への就職)ではなく助成金?と聞かれたので実際どちらでもよいが半年程度生きていけるお金はあるので助成金方式のほうが地域に溶け込みやすそうで農地も探しやすそうだからと答えました。

 

「現実的に考えていらっしゃいます。でしたら熊本の農業会議でご相談されたほうがよろしい。」とのこと

 

ん?なにも教えてもらってないゾ。

 

お茶もらっただけだゾ(おいしかったです。)

 

これ電話で3分で済む話じゃないのか?

 

とおもったので「なんか教えんかいわざわざ来とるんやで」というのをオブラートに包んで聞いてみた。

 

そしてお答えはこうだった。

基本的に都会から田舎への就農を希望する人は、なんか農業ってのどかでステキというイメージだけもってここに来る。

どこで何を育てるかを想定していることなんてほぼないし、移住した先で生涯暮らすことも想定していない。

なのでふわふわした希望を現実に落とし込むのがここのメイン業務だと。

 

あったかいところへ行ってみたいという人に

あったかいとは何度か?

雨季と乾季があるがいいのか?

旅行ではなく居住だが冬に未練はないか?

亜熱帯性気候と熱帯性気候と熱帯雨林気候のどれをのぞむか?

みたいなことを問いただすそうです。

 

蝶々やテントウ虫くらいしか思い描いていない希望者に蟲と殺虫剤と日焼けとヘルニアの現実を教えるのも重要とのこと。

 

相談員さんは「空中戦」と表現していらっしゃいましたが、

「空中戦を地上戦に持ち込む毎日」だそうです。

 

・・・お疲れ様です。

 

今日のまとめ

「ふわふわしている人は全国農業会議所へ!」